考察、と云うほどでもないのですが。


ちょっといろいろ考えてたら、ついダークな気分に……


山南さん斬るって云い出したの誰だったんだよー。つーか、どっち!?
何か見えるような気がするんだけど、きっと局長は、斬らせるつもりだけど、絶対に自分からは云い出さないんだ。云わなくて、副長に「斬るか」って云わせるんだ。「組織と、山南さんと、どっちを取る」って云わせて、
「そりゃあ、お前……」
「斬るか、山南さんを」
「――斬る」
って、こんな流れだったんだろうなぁ。
やだやだやだ。
近藤さんがあんまり好きじゃないからかも知れないけど、しかし崩壊のずっと前に、永倉さんたちから会津藩に「近藤勇専横の事」みたいな意見書を出されたりしてるから、やっぱり、割といろいろあったんじゃないかと思うけどなぁ。


流山で捕縛される時とかも、きっと副長は「組織を捨てるのか」って云ったと思う。山南さん斬ってまで存続を選んで、そうしてここまで来たのに、今さら捨てるのかって云ったと思う。だって、社運が傾いたときに、いきなり社長が自殺するようなもんじゃん。ケツは誰が持つんだよって云うの、あるよね、絶対。


やだなぁ、ダークな気分だ……
折角買った『新撰組大事典』の、ずらっと並んだ隊士名を見たら、気が重くなってきた。やだやだ。