2012-01-01から1年間の記事一覧

仏蘭西革命四方山。

はいはい、と云うわけで、予告どおり、フランス革命の話。 話じゃないのは、あと一週間足らずで一章分とか上げられるわけないからです。とか云ってたら大晦日になっちゃった……ゴメンナサイ でも、フランス革命も、かれこれ二十年ほど引っぱってるので許して…… ま…

北辺の星辰 67

四月二十九日、歳三たちは、二股口から箱館へと撤退した。 敗退したわけではない。箱館との途上にある矢不来が落とされたため、孤立することになる二股口の陣を捨てて戻るよう、榎本から通達があったのだ。 ――ま、負けたわけじゃあねぇからなぁ。 どちらにし…

「レオナルド・ダ・ヴィンチ 美の理想」展。

ってわけで、今さらですが! 3/31〜6/10にBunkamuraザ・ミュージアムで開催されておりました展覧会&記念講演会の感想など。 結構毒吐いてます、ご注意! ダ・ヴィンチ展自体は、結局3回いきました――だって、アイルワース版! 今日(9/28)の夕刊で、あれが先…

神さまの左手 42

※事後です。ご注意!! それに気づいたのは、気だるい熱が徐々に冷めてきてからのことだった。 サライの手が、いつもと違っていた。 それだけと云えば、それだけのこと。 だが、レオナルドにとっては“それだけ”などではありはしなかった。 これが、普通の、昼…

奇しき蓮華の台にて 〜紅〜 四 (完)

弘仁七年は、最澄にとって、大きな節目の年になった。 奈良の僧綱の隠微な厭がらせによって、天台一乗の布教は進まず、その上、奥州に在る法相宗の僧・徳一が、天台の教義についての疑問を記した『仏性抄』を送ってよこしたのだ――法相は、南都六宗の中でも大…

真言古寺巡礼 その3

ってわけで、京都最終日。 お暇と心の余裕のある方は、続きをどうぞ。

真言古寺巡礼 その2

ってわけで、京都二日目です。 お暇と心の余裕のある方は、続きをどうぞ。

真言古寺巡礼 その1

ってわけで、京都です。 ホントは行く前に最澄の話を上げたかったのですが、風邪で倒れてたので……これが終わったらupしますわ。 お暇と心の余裕のある方は、続きをどうぞ。

北辺の星辰 66

日が暮れるあたりから、戦場には雨が降り出していた。 「参ったな……」 雨が降れば、弾薬が湿気て、使い物にならなくなってしまう。敵方もそれは同様だろうが、何しろこちらは補給も薄い、あるものは無駄なく使いたい。そのためにも、弾薬を濡らしたくはなか…