その日、弁天台場での練兵を終えた歳三は、そこからまっすぐに坂を上がり、高龍寺に足を向けた。 ここには、箱館病院の分院が設けられており、傷病兵が収容されている。 歳三は、この病院に、小姓の玉置良蔵を見舞いにやってきたのだった。 玉置は、仙台あた…
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