三月下旬、かねて療養中であった玉置良蔵が死んだ。労咳で、衰弱しきってのことであったと聞いた。享年十四であった。 預けられていた高龍寺の箱館病院分院で、眠るような死であったのだと云うのだが――その死に際に立ち会ってやれなかったことが、歳三の胸に…
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