箱館までの帰途の間、自分が何をしていたのかを、歳三ははっきりと憶えてはいない。 ただ、ひたすら今後のことを考えていたのは憶えている。 開陽が沈み、甲鉄艦の奪取にも失敗した以上、箱館府の命運は尽きたと云っても過言ではなかった。本土と蝦夷地の間…
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