イタリア紀行 その7

いよいよ最後です。
暇と興味のおありの方は、続きをどうぞ。


さて、いよいよ最終日。天気は雪。と云っても、積もるほどではありません。
本当は午前中自由時間だったのですが、沖田番の風邪がひどく、チェックアウトまで部屋でまったりとして過ごす。


帰りはマルペンサ空港からフランクフルト、そこで乗り換えて成田、というみちすじ。
今回、実は初めてヨーロッパの航空会社の飛行機に乗ったのですが――アリタリア航空のミラノ→フランクフルト便、飛行機が小っさ! 2席×2列って、観光バスかのぞみばり! こんな小さい飛行機初めてだと云うと、イタリアは初めてだがヨーロッパはよく来ている沖田番、「こっちはみんなこんなもんだよ。日本の国際線のが大きすぎるんだよ」と平然。
そ、そうか……と頷きながら、内心どきどき。が、意外と揺れたりはしなかったです。離着陸時、ちょっとどきどきしたけどね。
ところが、対照的に大揺れだったのが、フランクフルト発のJAL。3席×3列のジャンボだってーのに、ジェットコースターか何かのように、落ちるわ揺れるわ。離着陸時もがたがた揺れて、機体がちょっと斜めに滑りそうになるんだよ! こんな怖いフライトは初めてでした。
まぁね、確かに出発時「多少の揺れが予想されます」とは云ってたけどね! でも、小っさいアリタリア機がまっすぐ着陸できて、何故ジャンボで激しく揺れるのだ。それがわからん。……機長がそういうひとだったのかなぁ。うぅむ。


ともかくも、無事日本に帰ってきたのは、26日の4時ごろでした。
沖田番も、お疲れ様でした。


まぁ、その後、家に帰り着いたらいろいろあった(祖母が亡くなってた……)のですが。
概ね愉しいイタリア旅行でした。


† † † † †


そうだ、沖田番が後日、イタリア土産を持って、昔馴染み(こないだ叱ってくれた人)のところへ行ったのですが。
やきもきして待ってたらしく、無事戻ったことにほっとしてた様子だったそうで。
……はともかく、私の自分用買物リスト(マーブル紙の他、マスケラ、折りたたみナイフetc.)を聞いて、「……穏やかじゃねぇな」と渋い顔をしたと云うのは……
いや、だからマスケラつけてナイフ振り回すんじゃないから! それはすっげ怪しいから! それに、そんなに目が流されたりはしなかったし、羽目もそんなには外しませんでしたってば!
酒もそんなに飲んだくれてはいなかったよ――崩れるほどには。そりゃ、ぐだぐだはしましたが。……うん、風呂で居眠りしたよ(泣)。つぅか、「……あいつ、酒弱ぇじゃねぇか」って、そりゃあ一時よりは弱くなったけどさぁ……(泣) 真面目に信用がないようだ(涙)。つぅか、えぇ、もう歳だから弱いんですよ! (号泣)
……昔を知ってるお父さんみたいな人には、いつまで経っても駄目なガキんちょに見えるのかね……


ああ、そうだ、『ロンダニーニ』にまつわるミケちゃんの電波話、沖田番の語りのカンジがうまく出ないので、SSに書いてみようと思います。
カテゴリだけ作って出番のなかった[ルネサンス断章]が、やっと項が出来るのだわ!
が、頑張らなきゃ、うん。


新撰組は、その後で。