幕末・戌辰戦争追想行 その3

京都旅行記、最終日。
お暇と心の余裕がおありの方は、下からどうぞ〜。


最終日の朝は、昨日と同じ起床時間。
実は昨日就寝時、少々風邪気味っぽかったのですが、すこし厚着+湿度調節(濡れタオルと湯船のお湯)が功を奏したか、まァまァの状態。
相変わらず寝起きが悪い(宵っ張りの朝寝坊)ので、沖田番が、足湯を使えと云う。


「はいはい、ほらこっちですよ〜(と、手を取る)」
「あー……(何でガキみてェにされてんだ……)」
「はい、足湯使やァ、すっきり目が醒めますからね〜」


って、何このシチュエーション。
まァ、実力行使(フライングボディアタックとか)されないだけましなのか、な?
本日は沖田番もきりきりと身支度をし、8:00くらいには朝食――またしてもブッフェで。
で、その後近くのコンビニでお茶を買い、飲み乾して洗ったら、中に飲み残しの「維新の風」を――うむ、345mlのPETボトル、ほとんどいっぱいなカンジだ。
そして、空き瓶からは当然のようにラベルを剥がします。
結局手をつけられなかった誠ワインは、赤(中島登画の鬼ラベル)を私、白(かっちゃんラベル)を沖田番が、それぞれ持って帰ることに。ホントは私、ワインは白派なのですが――かっちゃんラベルが厭だったの。そんだけなのです。赤でも、キャンティ・クラシコ(ミケが好き)は好きですよー。


で、荷造りを済ませ、チェックアウト&荷物をクロークにお願い(今回は、デリバリーサービスがついてないのと、ホテルが地下鉄の駅に近いので、ここまで取りに来ても、渋滞で遅れたりとかしなさそうだから)して、出発。
本日は、とにもかくにも北野天満宮、とだけ決めてました。時期的に、まだ梅が見れるはずだ! と云うのが、その理由。
ホテルの目の前のバス停から、北野天満宮行きのバスが出ているのを、朝食中にチェックしていたのですが。
これが時刻表どおりに来やしねェ。まァ、前回、京都のバスの渋滞っぷりにやきもきさせられた(ホントにな!)ので、ある程度覚悟はしてたのですが、うーむ、これじゃあ、京都在住の方、通勤時は大変だろうなァ、などと思いながら待ち待ち。
やがて、10分ほど遅れてバス到着。いそいそと乗り込み、そのまままた〜りとして、20分ほど(?)で北野天満宮前に。


えーと、北野天満宮に来たのは、多分、以前沖田番と京都に来た時(=10年くらい前)が最後だったような。その時は、3月も中旬過ぎ(17〜19日ごろだったはず)でしたが、やはり梅が綺麗だったように記憶しています。っつーか、あの頃は、3月でも結構寒かったのかも。今年は特に暖冬だしねー。
ともかくも、まずはお参り。っても、既に学問の神様と縁が切れてからえっらい経つんだよなー。いや、学習意欲はあるんですけど(戦国、幕末関連とか、ルネサンス関連とか)、別に天神様に頼らなくてもいいからなーって云う。
が、沖田番は何か御守買ってました。私は、そう云えば今回一個も御守買ってないよ――っつーか、ここ暫く、自分用には御守買ってない、年単位で。


で、境内をぶらぶら(ちょみっと写真も撮り)した後、梅園へ。茶菓付で¥500-。
えーと、境内のもそうでしたが、全般に梅は盛りをわずかに過ぎた感じ。が、それはそれで、はらはらと花弁が散って、いい感じの風情ではあったのですが。メジロがいっぱい来てて(20羽くらい)、それが花から花へ飛びまわるごとに、花弁を散らしてゆくのです。うーん、ホントに今日が最後くらいだなー。
園内には、本当にたくさんの梅があり(しかも、色も白、薄桃、紅とバラエティーに富んでいる)、最後くらいということで、カメラを抱えた人もたくさんいました――っつーか、撮影会やってたよね、アレ。三脚と、ごっつい望遠レンズ付のカメラ抱えた人たちが、撮影ポイント求めて右往左往してました。
我々も、負けじとデジカメで撮影。が、紅梅だけは、昨日の下御霊神社のがよかった……
しかし、園内の奥の方、川が流れているあたりは、丹塗りの橋がかかってたりして、それはそれで違う風情が。そっちは、梅はちょっとしょぼしょぼ(まァ、若干日当たり悪そうだしね)でしたが。
でもって、茶席でお茶(梅こぶ茶)とお菓子(老松の“菅公梅”)を戴く――“菅公梅”美味しいので、お土産にとひと箱Get。
で、北野天満宮を後に。


その後、どうするか一瞬迷ったのですが、そう云えば北野白梅町の駅が近いよね、と云うことに気づいて、そこから嵐山へ行くことに。渡月橋と竹藪〜。
帷子ノ辻で乗り継いで、嵐山に到着。
まずは渡月橋から――っても渡ってみるわけではなく、単に前で写真を撮るだけー。
でもって、イマイチ時間がない(この後お土産買わなきゃだしね)ので、ともかく野々宮あたりの竹林を見ようと云って、そっち方面へ――行ってみたらば、人がわんさか。っつーかほぼ女性ばっかなんですけど。そう云や野々宮って、縁結びの神社だっけか。


「……すげェですねェ、女ばっかだ」
「参らなくていいのかよ?」
「(女性の群れを見て暫く黙考)……止めときまさァ。どうせ、俺にァ縁のねェ部類ですし」


……や、縁がないからお参りするんだけどな?
がまァ、あの群れ見ちゃうとな――最近よく聞く“肉食系女子”って云うの思い出します。
ともかく神社の前を素通り、竹林の奥に行って写真を撮り(皆考えることは同じと見えて、その辺、ちょっとした撮影会場と化してました)、引き返してまた嵐電に乗り、今度は大宮へ。


でもって、一昨日挫折したカフェSANNAMIJIに行って(「そんなに連れて行きたいんですかい」とか沖田番に云われつつ)、昼食。
キャラメルティーにチャレンジ――うん、甘い香り(しかししつこい甘さではない)で良し。沖田番はハーブティー。割合ハーブティーよく飲んでるよな?
とりあえずまたりとし(ところで、あそこのお店にいると、綾小路通を壬生方面へ歩いてく女子二人組をよく見かけたのですが――やっぱ新撰組ファン?)、時間がなくなってきたところで、四条河原町へ。
職場の相棒(信州出身)に、田丸印房で真田の六文銭判子を――それから、お茶の御仲間に、鳩居堂で匂袋を。


そうこうしてるうちに4時になったので、ばたばたとホテルへ戻り、荷物を回収。
地下鉄で京都駅へ行き、職場とかにお土産。生八つ橋(これには後日談があり――翌5日に、職場へ生八つ橋を持ってったら、前日の夜に、謎の生八つ橋がカウンター内に放置されてたと云う話があり。私の購入したものと商品名が一緒だったので、皆で「何だこれ」とか云ってたのですが。実はそれ、前日偶々来店してた、京都の店舗の店長のお土産だったのを、受け取った子が周知し忘れたらしい――どっきりしちゃったよ)。
夕飯用の駅弁を買ったりとかして、5:29のひかりで帰途についたのでした。
今回はえらく疲れた……
でもまァ楽しかった&結構行ったことのないところを再発見したので、またいずれ沖田番と行きたいなー。ふふふふふ。


† † † † †


この項、終了。
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