北辺の星辰 4

 勝によって与えられた、歳三たちの潜伏先は、丸ノ内の酒井屋敷であった。元は、若年寄を務めていた敦賀鞠山藩の前藩主の役邸跡である。新撰組の江戸での屯所であった元秋月邸とは、大名小路を挟んで斜め前の位置にあり、土地勘も比較的働きやすい立地であった。
 ここを足場にして、歳三は、密かにあちこちへ出向いて、来るべき日に備えていた。
 軍艦奉行・榎本釜次郎や伝習第一隊長・秋月登之助などに面会し、勝の申し含めや、江戸脱出の算段等を打ち合わせした。
 いよいよ決起を明日に控えた四月十日、歳三は、小姓の市村鉄之助を伴って、千駄ヶ谷の沖田の病床を赴った。
 植木屋の離れ――もとは納屋だった――を訪ねていくと、見慣れない老婆が、世話役を任されたと云って、頭を下げてきた。
 すこし訝しく思いながら上がりこむと、当の沖田は眠っているようだった。
「副長、どうしましょう。沖田さん、おやすみのようですけれど――」
 こちらを向いて小声で問うてくる市村に、かるく手を振って応える。
「いい。そのうち起きるだろうさ」
 そう云って、歳三は、沖田の枕元に坐りこんだ。
 市村は、茶を淹れてくると云って、そそくさと部屋を出ていった。鼻をすすりあげて、すこし泣いているかのようだった。
 歳三は、眠る沖田の顔をじっと見下ろした。
 青白く痩せた顔――昔、この顔は、よく日に焼けて黒々としていたものだった。元気な時も、そう云えばよく寝ていたものだったが、その時の顔は、こんな風に病みやつれてはおらず、どこか無心で、仔犬か仔猫が眠るように、暢気で微笑ましい表情を見せていたものだ。
 だが、今はどうだ。この青白く削げた頬は、青い翳の落ちるうすく震える瞼は、血の気を失った力ない唇は。
 どれにも、昔日を思わせるものなど、ありはしないではないか。
 沖田はいずれ死ぬ――それは、動かしようのない未来としてそこにあった。わかっていたはずだと云うのに、歳三は、胸を突かれて俯いていた。
 沖田は死ぬ。だがそれは、薩長の輩に捕われ、弱った身体をいたぶり尽くされての死とはなるまい。勝が、言葉どおりに沖田を守ってくれるなら、すくなくともかれは、平穏な死を迎えることだけはかなうだろう。
 沖田自身はおそらく、剣に生きるものとして、戦場であい果てることを望むだろうが、今のかれには、それは不可能な話でしかない。そうであれば、ここでこのまま死を待つことは、まだしも望ましい最期なのではないか。
 本当は――
 歳三とて、沖田の最期を看取ってやりたいのだ。かれこれ二十年ばかりをともに過ごしてきたこの男を、兄代わりに支えてやりたいのだ。
 だが、時節がそれを許さない。
 歳三は往かねばならぬ。沖田の安らかな最期と引きかえに、遠く北の果てを目指さねばならぬ。
 ――そうだ、それがこいつにとっても、一番いいことなんだ……
 いくら頭で納得しようとしても、心はまだ諦めがつかなかった。
 新撰組は、崩れた――井上源三郎が死に、永倉・原田が去り、近藤とも別れた。
 ――俺に残っているのァ、総司……おめェだけなのかも知れねェなァ……
 だが、それも手離さねばならないときが訪れている。
 沖田の生命を考えるのならば、ここで、この手を離さなければ。
 歳三は、そう思いながら、思い切れずに逡巡した。
 指先で、眠る沖田の頬をなでる。遠い昔、幼いかれにそうしたように――だが、指に返る肌の温度はひどく冷えていて、かれの生命の焔が消えつつあることを、歳三にはっきりと突きつけてきた。
 と、やがてうっすらと目が開いて、
「――ああ……帰ってたんですか……」
 かすかに沖田が声を上げた。ひどくかすれた、病んだ声だった。
「……寝てろ」
 歳三は、詰まりかける喉を宥めすかして云い、また指でかれの頬をなでた。
 沖田が、くすぐったそうに目を細めた。
「副長、お茶が入りました――あ、沖田さん、目が醒めたんですね!」
 障子をからりと開けて、急須を手にした市村が入ってくる。
 その声に、沖田は愛しげに唇を緩めた。
「ああ、市村君も――来てたなら、起こしてくれてよかったのに……俺の寝顔見てるなんて悪趣味を、このひとに許しちゃ駄目ですよ」
 もう、声を紡ぐことすら苦しいのだろうに。
 わざと明るく吐き出される言葉に、歳三は、応えて鼻を鳴らしてやった。
「おう、気楽な顔して寝てやがったぜ」
 そう云ってやると、沖田は、かるく肩をすくめるそぶりをした。
「――ほら、こんなんなんだから……そう云うときはね、土方さん、親切なひとなら、起こしてやるもんでしょうに」
「俺ァ鬼だからな。鬼が親切なわきゃぁなかろうよ」
「御伽噺のなかにゃ、親切な鬼もいますがね」
「親切な鬼なんざ、新撰組副長にはなれねぇぜ」
「おや、それはまた、随分としょうもない鬼もあったもんで」
「やかましいわ!」
 束の間――
 かつて、江戸で、京でそうだったような、あの平穏な――もちろん、決してそればかりでもなかったはずなのだが――日々が返ってきたかのような錯覚を、歳三は覚えていた。
 このまま、ずっとこうしていることができたらいい――戦いもなく、背負うべき組織もなく、昔そうであったように、子犬がじゃれるように他愛もない暮らしを送れたら――
 だが。
 ああ、そうだ、もうそんな日など来はしないのだ。
 かつて試衛館でともにあった仲間のうち、残されたのは自分と沖田、そして会津に向かっているはずの斎藤のみなのだ。
 すべては過ぎ、すべては去った。あの日々は遠く、もう還りはしない。自分は、あの多摩のばらがきではないのだ。
 感傷だろうか。だが、最早、山南も井上も藤堂も亡い。永倉、原田は袂を分かった。近藤もそうだ。そして早晩、この沖田すらも、自分をおいて逝くのだろう。
 自分は、ただひとり残されるのか――ただひとり、この空漠の中に。
 ふと――
「――市村君、厨にね、この間戴いた見舞いの品があるから、持ってきてくれるかな」
 沖田が、微笑んで云った。
 後ろに控える市村が、ひょこりと顔を上げたのがわかった。
「婆さんが、そこにいるはずだから、訊いてくれればわかるよ。とても美味しかったから……君や、土方さんにも、食べさせてあげたくってね」
「はい」
 短く応えて、市村はぱたぱたと廊下を歩いてゆく。
「……菓子か」
 この男が、子供相手にああ云う時は、大抵菓子を持っているときと相場が決まっていた。
 沖田は、唇をつり上げ、くつりと笑いを返してきた。
「大層な品ですぜ」
「――ふぅん?」
 ――誰からの菓子だろう?
 見舞いの品だと、沖田は云った――だが、ここに誰がいるかを知っているのなど、本当に数えるほどしかいないはずだ。
 自分と、ともにいる隊士たち、沖田の姉ミツ、それから――
 と、沖田がしみじみとした声で云うのが聞こえた。
「本当に、先生とあんたのお陰ですよ……」
 “先生”――近藤のことだ、と思った瞬間、歳三は、胸を突かれたような衝撃を覚えた。
 そうだ、近藤は、薩長の手に落ちた。自分が、かれらに近藤を突き出したのだ。切腹すると云ったあの男を、宥めすかして、恫喝までして。
 ――総司に……
 この男に、告げなければならない。自分が近藤と袂を分かったことを、かれを捨ててゆくのだと決めたことを――
 だが。
 口にする決心のつかぬまま、歳三は、ごまかすように、唇を歪めてみせた。
「……随分殊勝なことを云いやがる」
「――……俺はいつだって殊勝じゃねェですかい」
「……はン」
 動揺を悟られたくなくて、わざと小さく鼻を鳴らす。
 沖田は、気づいただろうか――その頬を指先で撫でながら、歳三は思う。
 できることなら、何も知らせずにおきたいと思う。病み疲れた沖田の心を、これ以上煩わせたくはないと思う。それは、あるいは歳三の欺瞞なのかも知れなかったが――しかし、知らせぬことで、沖田の生命を、たとえ一日であれ長らえさせることができるのならば、歳三は、いくらでも嘘偽りを口にしようと思った。
 これ以上、何かを失うのは御免だった。せめて、この手のうちに残されるものがあるのなら、それくらいは、どんな手段を用いてでも守り切りたかった。
 そうとも、沖田の、残りすくない生命くらいは――
 と、かるい足音が、廊下を戻ってくるのが聞こえた。
 やがて、美しい色をした紙箱を抱え、市村が障子の向こうから顔を覗かせる。
「沖田さん、これ……」
「そう。それですよ」
 沖田は、ふと頬を緩め、市村を差し招いた。
「何だか、知らない方からの戴きものなんですけど――土方さんが、いろいろ頭を下げてくれた先の方かららしいんですよ。すごいお菓子だから、是非とも食べさせてあげようと思いましてね」
 云いながら、もの珍しげな市村を、笑みを浮かべて見つめている。
「開けてごらん」
 沖田の言葉に、市村は、許可を求めるようにこちらを見た。まるで、仔犬が主を伺うようだと、苦笑まじりに頷けば、ようよう蓋に手がかかる。
 やがて、
「うわぁ……っ」
 上がった声に、箱の中を覗きこみ、歳三は思わず眉を寄せていた。
 それは、三色の美しい菓子だった。薄紅と緑と白の、層をなす、触れれば砕けそうにはかない菓子。
 らくがん、と云う名であったと、歳三は記憶していた。これと同じではないが、よく似た菓子を、いつぞや京で食べたことがあったのだ。
 だが、それが出されたのは、さる公卿の邸で薄茶を供された時であって――とても、自分たちのようなものの口に入るようなものではないのだ、本来ならば。そう、たとえば、大名の茶会などで供されるような。
 だがそれならば、沖田の見舞いに、これを寄越したひととは、いったいどこの御大尽であると云うのか。
「総司、これァ……」
「食べてみると良いですよ。すごく美味しいから」
 沖田は、にこにこと云って、自分もひとつを取って、砕いて舌先にのせている。市村もそれに倣い、大きな眼を見開いた。
 歳三も菓子を口に入れ――記憶にあるとおりの、澄んだ甘みが舌先で崩れていくのを、複雑な思いで噛みしめた。
 と、沖田が訝しげに、
「あれ、美味しくないですか、土方さん」
「――いや……」
 美味い。記憶にあるとおりに、品の良い甘さが口の中で溶けてゆく――だが、それが問題なのだ。
 相当の御大尽でなければ手に入れられぬこの菓子を、いったい誰が、身を隠しているはずの沖田の見舞いに寄越したのだと?
「総司、この菓子、誰の見舞いだって云った?」
 歳三の問いかけに、沖田は「さぁ」と首を傾げた。
「聞いたことのない名前だったんで、忘れちまいましたよ」
 云いながら、沖田は残りの欠片を口に含んだ。
「婆さんが持ってきてくれたんですがね。あんたや近藤さんが、一生懸命頭を下げた人あたりからだろうって……」
 その言葉を聞いた瞬間、腑に落ちた。
 そうか、そう云うことか。
「……土方さん?」
「――なるほどな」
 歳三は微苦笑して、残りの菓子を口に放りこんだ。
「土方さん、心当たりがあるんですかい?」
「あァ……まァ、勝さんの絡みってぇやつさ」
 そうとも、今この時期に沖田に見舞いをよこす“御大尽”など、勝の絡み以外にはありえないではないか。
 何もかも腑に落ちた。この菓子は、時の将軍・慶喜公からのものなのだ。大方、江戸城明け渡しの件で将軍に拝謁する機会の多い勝が、“軍の暴発を防ぐため”とやら何とやら理由をつけて、沖田宛に見舞いをおくるよう、慶喜公に注進したに違いない。この菓子を歳三が見れば、勝が約束を守っているのだとわかるようにと。
 ――食えねぇおひとだなァ……
 だが、これで安心だ。沖田が薩長の輩に捕らえられ、無惨に殺されることだけはなくなった。
 あの、見慣れぬ老婆も、おそらくは勝の手配であるのだろう。何かあれば、勝のもとへ、ここで起きた異変が知れる。そこまで手配して、歳三に、心を残さず行けと迫っているのだ。
「あァ――勝さん、お元気ですかねぇ」
 どこか遠い目で沖田が云う。大坂でのことを思い返してでもいるものか。
「元気だったさ。その、勝さん絡みで、忙しくなりそうだ。――総司」
 歳三は、声を改めた。
「はい」
「俺たちは、会津へ行く。会津にゃ、もう斉藤が行ってるはずだ。俺たちは、それを追って発つ。しばらく、江戸にゃ戻れねぇだろう――だから」
 続けようとした声が、せり上がってくるものにせき止められる。
 これで別れるのだと、告げるのか、ここで――今まさに死にゆこうとしている、ただひとり残される、この男に。
 沈黙する歳三をどう思ってか、沖田がにこりと笑いかけてきた。
「云ったじゃねぇですかい、土方さん。あんたァ、思う方へ行っていいんですよ。あんたがしたいようにすりゃ、いいんですよ」
「――近藤さんのことは、必ず俺がどうにかする。だから……おめぇも、はやく身体を治して、追いかけてくるんだぞ」
 無茶を云っているのだとわかっていた。それでも、こんなことを云わずにはおれなかった。
 例えば近藤であったなら、病んだこの男に「お前は必ず治る」などと云ってやって、力づけてやることもできただろう。
 だが、歳三は、そんなことを軽々しく口にすることが、どうしてもできない質だった。それでも、病人を絶望させるようなことだけは口にしたくなくて、精一杯紡ぎだしたのが、こんな言葉だったのだ。
 生きろと――生きてふたたび見えるのだと、そう思って生き続けてくれと、祈るように。
 沖田は、歳三の胸中を読み取ったかのように、まっすぐにこちらを見返してきた。
「……ええ、治ったら、必ず追っかけて行きますよ。だから、それまで討たれたりとかしねぇで下さいよ」
「馬鹿、俺がそうそうやられるかよ」
「ありそうだから、云ってるんじゃねぇですかい――あんた、案外抜けてんですからねェ」
 ――馬鹿抜かしてんじゃねェや。
 と、云おうとして、喉が熱いもので塞がれる。
 それを飲み下そうとした、次の瞬間、頬を伝った熱い滴が、顎からしたたり落ちたのがわかった。
 ――……!
 泣くな、と自分を叱咤して、眼に力をこめようとするのに、思うようにならなくて。
 頬を伝うものを感じながら、歳三は、せめてこの醜態を見られまいと、顔を伏せて奥歯を食いしばった。
「――ほらほら、泣かねぇで……子供じゃあねぇんですから」
「――誰が泣くか!」
 叫ぶ声が、みっともないほどに震えるのがわかった。
 ――泣くな、泣くな……!
 呟きながら、拳を固く握りしめる。
 それを、沖田の細く痩せた指が、そっと撫でさすってきた。
「……大丈夫ですよ、大丈夫ですから……」
 子供をあやすかのような、声。
 何が大丈夫なのだと問い詰めたかった。
 自分は北へ去り、沖田は残る。
 ――おめぇは、ここで死ぬんだ……
 それなのに、こんな時まで、歳三を気遣ってばかりで。
 死にたくないと取り乱さない沖田が、いつでも気がかりだった。
 ――おめぇ、本当にこれで良かったのかよ……
 人斬りとして名をはせるばかりで、近藤や自分にいいように使われて。その上、こんな病に倒れて、いったい何のための人生だったのかと、悔いることはないのか――自分たちを責めはしないのか。
 ――本当におめぇは、お人好しだぜ……
 これが最後の機会かもしれない、こんな時にまで、ひとのことばかり案じるだなど。
 と――
「あんた――いつまでベソかいてる気でさぁ?」
 いきなり強い力で手を掴まれ、沖田の低められた声が、笑いを含みながら恫喝してきた。歳三は、思わず目を見開く。
 沖田の顔を見やれば、ひどく剣呑に光る眼が、こちらをじっと見上げてきた。
「情けねェったら。可愛い小姓の目の前で、横っ面張られたいんですかぃ?」
 そうすりゃ、嫌でも気合はいるってもんでしょうが――。
 にやりと口元を歪められ、瞬間、歳三は沈黙し。
 やがて、
「――抜かせ」
 応えて云って、唇を歪める。
 ああ、そうだ、いつまでも感傷に浸っていることなど、許されはしないのだ。自分は“新撰組副長”だ、顔を上げて、歩いてゆかねばならぬ――この背には、まだ背負ってゆかねばならぬものがあるのだ。
 歳三は、感傷を振り切ろうと、沖田の手を掴んで瞑目した。
 ――おめぇには、最後まで頼りっぱなしだぜ……
 だが、これからは独りでゆかねばならぬ。そうとも、沖田が安んじて最期の日々をおくれるように、頭をもたげてここを去らねばならぬ。
「――そろそろ行くぜ」
 気を取り直して、顔を上げる。頭をまっすぐにもたげて、“新撰組副長”の顔を取り戻して。
「近藤さんのことは、俺が必ず何とかする。おめぇは安んじて、治ることに専念しろよ」
 無理なことを云っていると、歳三も、おそらくは沖田もわかっていた。
 それでも。
「はい」
 沖田が、どこか苦笑を含んだ笑みを浮かべて、小さく頷く。
「――沖田さん!」
 市村が、叫ぶように云った。
「必ず、治ってくださいよ! でないと、俺――あなたのこと、許しませんからね!」
「それはこっちの云うことですよ、市村君。俺が追いつく前に、この人の身に何かあったら、覚悟しておいてくださいね?」
「そんなこと、生命に代えてもさせやしませんよ!」
 ふたりのやりとりに、歳三は思わず苦笑した。
 ――お前ら、俺のことを何だと思ってやがるんだ。
 まるで、小さな子供を間にやりとりする大人のように、ひとの心配ばかりして。
 だが。
「……必ず、追いついてくださいよ!」
 叫ぶ市村の言葉は、確かに歳三の叫びでもあったのだ。
 ――追いついてこい、総司……
 それが、どれほどの無理難題であるのかは、歳三にもわかっていたけれど。
 そうあれかしと願いながら、もう一度、横たわる沖田とまなざしをかわし――
 それを別れの合図に、歳三はきっぱりと席を立った。


† † † † †


鬼の北海行、続き。


何か、資料を見てたら、四月十日は今戸から富岡八幡宮の傍の永代寺に移ったらしいとあるのですが――だって、やっぱり明日でもう戻らない、って時に会いに行くよね、総司にはね、ってことで、酒井屋敷→今戸の線は飛ばして(オイ)、千駄ヶ谷に行っちゃいます。
まぁ、鬼と鉄ちゃんだけ別動、ってのもありかなぁと思いつつ、やっぱり一緒でないと、島田あたりが五月蠅かろう、と云うことで(笑)。
そう云や、大鳥さんの名前も出してない――が、まぁ大鳥さんとは鴻之台で初顔合わせにしたい(何でよ)ので、ここは秋月さんで。秋月さんとは仲良かったのか、鬼――どうなんだろう。よくわかりません。
つーか、榎本さんとの顔合わせの感想書いてないや……まぁ、でもちらっとだろうからな、この時は。あんま長居すると、いろいろヤバかろうし……ってことにしといてください、うん。


総司最後の出番、と沖田番が嘆いているのですが、ふふ、総司の話は、あと単発で、黒猫の話を書く予定なので、それがあるんだよん。他にも、京都の話とかもちょこっとやりたいけどね――そっちはどうかなぁ。


そう云や、庭の梅(白)がそろそろ散るな――折角だから(笑)、写真撮ってUPしようとか思ってたんだけど。通勤途中の梅林は、まだいけるから、そっちを撮るか。
とりあえず、今年の梅は、梅酒じゃなくて梅干がいいなァ、などと、風情の欠片もないことを思ってみる。
庭の、次に咲く花は、杏です。杏酒漬けたい……(そればっか)


何か、ここのシーンって、どっちの視点で書いても長いなぁ……
この項、終了。一応ね……