小噺 人物表。

いや、冥界再編(笑)も進んでますので、この辺でいっちょ人物のおさらいなど。
やー、倒幕佐幕入り乱れてますよ〜。
人数が多くて重いので、畳んでおきます。




まずは佐幕派から。

  • 新撰組+旧幕軍+α (源さんの道場にいるひとたち)
    • 井上源三郎 (40) 一応道場主。元・京都新撰組六番隊組長。最近コーヒーが好き。よく小説や漫画で「温和な好々爺」的に描かれてますが、基本無愛想。そんなに歳でもないのに老けて見られがちなのは、みんなの“親父さん”だからか。怒ると、目の前で正座させられて、長い沈黙の後に説教。怖い。
    • 斉藤一 (26?) 師範代。元・京都新撰組三番隊組長。顎とどんぐり眼がチャームポイント(?)。とにかく行動が素っ頓狂。そして刀剣マニア。源さんの名言「抜くなと云ってるんじゃねェ、振るなと云ってるんだ」はこの人故。鬼には、会津の件でわだかまりがなくはないらしいが、一応なつきたい模様……でも怖いんだよ……(汗)
    • 山崎烝 (36?) 元・京都新撰組副長助勤、監察及諸士取扱。密偵が得意なので、武術はあんまりと思われがちですが、実は棒術が得意。荒れてるときは道場の連中を突き転ばします。腹黒、とにかく腹黒。しかも情にも流されない。面倒見は(一部を除いて)極めて悪し。彼女のいる部屋の他に、幾つか隠れ家持ってます。
    • 島田魁 (40?) 師範代。元・新撰組伍長。身長180cmオーバーで、横もでかい。相撲取りのよう。甘いものが激しく好きで、糸を引くようなぜんざいを作る。現代なら、間違いなく糖尿だ。
    • 相馬主計 (26?) 元・箱館新撰組隊長。何かのつきそうなほど真面目、寡黙。但し、野村利三郎とは寄ると触ると喧嘩。喧嘩。しかし、仲が悪いと云うわけでもないらしい。頼むから、一ちゃんともめるのはやめなさい。腐女子の間では相野らしいが、いや、あれはどっちかって云うと野相じゃないか……?
    • 野村利三郎 (24?) 元・箱館陸軍奉行添役介。宮古湾海戦で死んだ男。ムードメーカーだが、そのお蔭で引っ込みのつかない事態に追い込まれる(鬼が)ことあり。玉葱を買いにやらせると、(独断で)じゃがいもを買ってくる男(by総司)――いいから玉葱も買ってこい。
    • 安富才助 (30?) 元・京都新撰組勘定方。道場でも経理会計担当で。崎と大野と、三つ巴の主導権争い開催中。でもまァ、崎相手じゃちょっと難しかろう。
    • 大野右仲 (32?) 元・肥前唐津藩士、松野精一。会津に着いた鬼に最初に会った人。箱館では、陸軍奉行添役。道場では総務畑の仕事担当。面倒見は割と良い。崎、安富と、主導権争い開催中。
    • 中島登 (31?) 元・新撰組監察方。京都には来なかったので、総司とはこっちで初対面。元々日野近辺の人間(八王子出身)。足腰が強い。例の『戦友姿絵』を描いた人。ちなみに、↑3人の下っ端的位置(……)で、厄介事は崎→安富→大野→登、の順で回ってくるらしい……
    • 蟻通勘吾 (30?) 元・京都新撰組一番隊。総司が昼寝をしていると、月代を撫でている時がある――何で?
    • 山野八十八 (?) 元・京都新撰組一番隊。例の“隊中美男五人衆”のひとり。おっとりさん。
    • 星恂太郎 (?) 額兵隊隊長。相馬主計に最近まで、下の名前を“甚三郎”だと勘違いされてた。
    • 大鳥圭介 (36?) 元・幕府歩兵奉行、箱館陸軍奉行。いいひとなんだけど――合わない。っつーか、ホント、何で新撰組の溜まり場なんぞに来てるんですか、鳥さん?
    • 春日左衛門 (26?) 陸軍隊隊長。通称“牡丹人”。上野・彰義隊の戦いの時、くさって飲んだくれてたらしい。ややヒステリック。そして、可愛い男の子に綺麗な着物を着せて喜ぶ趣味があるらしい――銀ちゃん、大丈夫だったのか……?
    • 伊庭八郎 (26?) 遊撃隊隊長。“隻腕の美剣士”様。昔は“伊庭の小天狗”だった……お取り巻きがいっぱいいる模様。鬼の旧悪ばらして回るんじゃありません!
    • 本山小太郎 (?) 伊庭の片腕的存在……なんだろう。むしろブレーキ? 呑みだすと際限がなく、雪の中で、あっちに倒れこっちに倒れする模様(そう云う記録も残ってる……本山さんよ……)
    • 中島三郎助 (49) 元・箱館奉行並。鬼がナンパしました(箱館で)。気難しく見られがちですが、慣れてくると結構豪快なアニキ気質が見れますよ。鳥さんとは仲が悪い。最近、鬼の図書室(的な部屋)に入り浸ってます。
    • 中島恒太郎 (22) 三郎助さんの長男。気質も顔も、やや母親似かと思われる。父親が呑んだくれてると、連れに来ること多し。道場にも来てます。
    • 中島英次郎 (18) 三郎助さんの次男。気質も顔も父親似。まだ若いので、父親に輪をかけてエキセントリック。最近、小姓三人組+白虎隊四人の“愚連隊”にカウントされてる模様……
    • 市村鉄之助 (21) 小姓三人組の一。最近、太刀筋が鬼に似てきたともっぱらの評判(……)。眼が大きくて、無愛想。最近云うようになりました。可愛いけどね(←主観?)。そう云や、兄貴は来てないな……
    • 玉置良蔵 (14) 小姓三人組の一。最近、総司から体術を習ってる。とにかく可愛い。美少年。しかし最近は愚連隊……
    • 田村銀之助 (13) 小姓三人組の一。可愛いがちょっと我儘。そして若干軽はずみ。春日さんとはどうだったんだ……
    • 小笠原胖之助 (17) 唐津の殿の息子。でも今は平隊士扱いで。最近、“お茶を淹れる”をおぼえた(でも薄い)。いろんな人に淹れてあげてる模様。
    • 池上新太郎 (?) 元・会津白虎隊。最近、鉄ちゃん玉ちゃんとつるんでる――秀才だったんだろう、君。雪が積もってる時に、「俺の勇気を見ろ!」と叫んで、道場の屋根(7mくらい)から飛んだらしい。通称「ゆきちゃん」。幼名か何か?
    • 伊東悌次郎 (?) 元・会津白虎隊。鉄ちゃん玉ちゃんゆきちゃんとつるんでる。
    • 津田捨蔵 (?) 元・会津白虎隊。銀ちゃんと“軽はずみ組”(総司命名)結成中。
    • 井深茂太郎 (?) 元・会津白虎隊。こちらも“軽はずみ組”。雪が積もってる時に、屋根から飛んで宙返りを打とうとして、背中を強打したらしい。
    • 酒井玄蕃 (27?) 元・庄内藩中老。一見ひょろっとした好青年だが、剣を握ると一本切れるらしい。薩摩から「鬼玄蕃」と呼ばれて怖れられた。規律にも厳しい。ところでこの人、そもそも誰が引っ張ってきたの?
    • 岡田以蔵 (?) 土佐の人斬り、転じて道場の子守り。只今3児の父がわり。最近は、子供たちのお蔭でへたれている暇はない模様。もちろん道場にも出てますよ。
    • 甲賀源吾 (31) 回天艦長。写真のとおりエキセントリック、で、声がでかい。結構この人好きだなァ――っつーか、海軍畑で好きなのって、この人と中島さんくらいだ、そう云えば。
  • 会津藩
    • 山川大蔵 (23?) 会津藩家老。例の「会津の超美形」とはこの人のこと。写真のとおり、やや気難しい&エキセントリックなところあり。とりあえず超毒舌。
    • 横山主税 (22) 前項の年齢の謎が解けた――この人は諱を「常守」と云って、明治元年に亡くなった人。前項で云ってた年齢は、その養父・常徳さんのことだ。この人も結構気難しい。
    • 西郷頼母 (38?) 会津藩家老。そう云やこの人、箱館まで来たんだっけ。会津との交渉の時は、もっぱらこの人が相手らしい。
  • 幕臣
    • 榎本武揚 (32?) いたよ、釜さん! 何故か幕臣サイドにくいこんでる模様。軽いところは相変わらず(あんまり内情喋っちゃ駄目だろ!)。知識はあるけれど、器は小さい。「長州と和解するとは吃驚」って、アナタの転向の方が吃驚ですよ! もうこの人担ぎたくないな……担がないけどさ……
    • 松平太郎 (30?) 人に嫌みを云わずにはいられないのは、性格なのか習性なのか。相変わらず、釜さんを気持ち悪いほど大事にしている。けど、自分と釜さんだけ大事ってのはどうなの。とりあえず、上役にも部下にもしたくないですよ……


でもって、倒幕派

  • 長州
    • 高杉晋作 (29?) 松下村塾の暴れ牛(by稔麿ん)。元治元年の京都滞在時に、鬼と五、六回呑んでたのは、お互いの部下には内緒の方向で(総司は知ってる)。
    • 久坂玄瑞 (25?) 杉と並ぶ、村塾の双璧。温厚な人。多分、杉のところがかろうじて機能してるのは、この人が取り持ってるからだと思われます。
    • 吉田稔麿 (?) 村塾四天王の一。槍の名手。最近休みのたびに、こっちの道場、と云うか総司の部屋に入り浸ってるのはどうなの。ますじと仲良し。
    • 大村益次郎 (46?) ますじ。シロイルカに似てる、と云ったら、きっと本人怒るんだろうなァ。酔ってる鬼から変な言質取るのは止めてください。
    • 伊藤俊輔 (29?) 御神酒徳利の片割れ。まァ、昔の千円札だった人、つまりは博文さんです。賢いけど、目先のことに捉われがち。杉を好きなのはわかるが、もっと大局見て動け?
    • 井上聞多 (34?) 御神酒徳利の片割れ。条約改正で有名な馨さんです。俊輔と同じく、やや大局を見失いがち。杉、こんなの抱えて、大変だな……
    • 河上彦斎 (?) 万斉さん(違う)。佐久間象山を殺った、有名な人斬り。小柄(150cmくらい)で色白、しかし顔はごつめ。無言実行、片手の逆袈裟が必殺技。やっぱり最近図書室に入り浸ってる……
    • 山田市之丞 (25?) 後の顕義さん。稔麿んのことがすっごい好き。譬えて云うなら、鬼に対する相馬や野村みたいな。まァ、野村とかほどストレートじゃないけどね。しかし、あんまり夢は見るもんじゃないぞ……?
    • 桂小五郎 (45?) 木戸孝允さん。身体はでかい(180cmオーバー)が、心はうさぎ。最近まで、療養と云う名の引きこもりだったが、ようやく外に出てくるようになりました。どうでもいいが、杉はこの人に何か弱みでも握られてるのか? 我儘許しすぎです。時々ぶっ飛ばしたくなるけど、この人、えらい強いんだよね……
  • 薩摩
    • 小松帯刀 (35?) 元・肝付尚五郎さん。でも、瑛.太には似てません。薩摩藩家老。腹芸の出来る人。非常に腰は低い。っつーか、何であの呑み会に……


この他、道場には二本松少年隊の子が、幕臣サイドには永井玄蕃さん(元・大目付箱館奉行)が、どっかに松岡四郎次郎さん(一聯隊隊長、江差奉行)が、長州は品川弥次郎さんと入江九一さん、あとどっかに土佐の人たちもいるようです。


あッ、あと補筆。

  • ???
    • 山南敬助 (34?) 元・京都新撰組総長。色白で愛嬌のある顔の親切さんだが、基本的に腹は黒い。が、情には流される。山岡鉄舟も辟易したほどの頑固者。現在どっかに潜伏中。
    • 永倉新八 (31?) 元・京都新撰組二番隊組長。総司や一ちゃんと仲良かったけど、やっぱりこっちが根っ子なのね。山南さんとともに潜伏中。
    • 原田左之助 (?) 元・京都新撰組十番隊組長。そう云えば、恋女房と子供はどうした? 山南さんとともに潜伏中。
    • 藤堂平助 (25) 元・京都新撰組八番隊組長。少女漫画に出てくる、高慢な美少年(おとりまきたくさん)のような容姿にも拘らず、魁先生の異名をとるほど斬り込み隊長。実はかっしーが嫌いだったらしい。山南さんとともに潜伏中。


これに加えて、いつものダラダラ総司+ツンダラ土方、のコンビで進みます。
さてさて、いろいろあって、若干波乱含みになってきましたよ……ふふふふふ。


† † † † †


……とまァ、こんな感じで以後小噺は進むと思います。
っつーか、釜さんタロさんが出没することになろうとは、夢にも思いませんでしたよ!
どうせなら、勝さんが良かったなァ……っても、ああ云う人は、地獄の三丁目とかうろついてたりはしないんだろうけど。龍馬なんかもそうなんだろうなァ。
あ、どどんはね――とりあえずいません。そういや、大久保(一蔵)さんも見かけない。一翁さんの方もだなァ。うぅうぅん。


そう云えば、本日神田に行ってきたのですが。
勝さんの日記+解難録を探してたのに、勝さんのかの字も見当たらず。桂さんの古い伝記の下巻のみ、や、鬼や総司はもりもり見つかりました――買いませんでしたが。
とりあえず、迷いまくった挙句に、下村寅太郎の『モナリザ論考』と久保尋二の『レオナルド・ダ・ヴィンチ研究』をGet。コンディヴィの『ミケランジェロ』(詩と書簡付)が¥4,000-で出てた(格安!)けど、買いませんでした……トルナイの評伝買ってるからなァ。それに、¥4,000-なら、アウレリオ・アメンドラの撮った『ピエタ』を買うよ……


さてさて、この項はこれで終了。
次は、久しぶり、鬼の北海行で。